【なるべく週刊エモト】投手の目標設定を見つめ直して! 日本シリーズと沢村賞きっかけに

 本紙専属評論家の江本孟紀氏(73)が、日本シリーズの途中経過と沢村賞の発表を受け、改めて「ステータスとは」を力説した。投手の実力低下を嘆くがゆえのシビアな言葉だ。 (構成・内井義隆) --日本シリーズでは巨人が完敗続きです 「第2戦で評論した通り、投手陣のレベルが低すぎる。菅野しかいないのは問題だ。日本シリーズのステータスをなんと心得るか、と言いたくもなるぞ」 --厳しい… 「ステータスを上げるのは、ピッチャーしかいないんだ。そもそも日本シリーズとは、両リーグを代表するエース級が投げ合う、シーズン最後の顔見世興行。そこに規定投球回数にすら達していない者ばかり出てくるから、シリーズ自体が物足りなくなる」 --規定に達したのはセで6人、パで8人。巨人は菅野、ソフトバンクは千賀だけです 「ピッチャー個人としてのステータスも、忘れたらいかん。キャンプから公式戦の先発ローテーション入りと開幕投手を争い、ライバルを蹴落とし、長いシーズンを勝ち抜いた者だけが、日本シリーズでも先発と開幕投手の座を手にできる。俺がエースだ! 俺のピッチングを見ろ!! シリーズとは終着点で、ひのき舞台でもある」 --必然的に規定投球回を軽々とクリアし、バンバン完投できる者、ということになりますね 「さあ、そこで沢村賞の大野雄(中日)だ」 --10完投(うち6完封)は突出しています 「今でこそ突出しているように映るけど、昔は普通だったぞ」 --はい。江本さんも1973年に南海で12完投(5完封)しました 「大野雄だって涼しい顔で完封していたじゃないか。今のピッチャーも、やればできるんだ。登板過多だ、球数制限だ、肩肘の負担がどうだ…などと、わざわざピッチャーの実力を低下させているだけのことよ」 --なるほど 「この風潮のままでは、特にセ・リーグは、だれが監督をやっても同じ。日本シリーズと沢村賞をきっかけに、ピッチャーの目標設定を見つめ直してもらいたいね」日本S日程へ歴代優勝チームへ

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